人生100年時代を元気に生きるために知っておくべき事 その3
皆さんこんにちは
ATA会長 石岡知治です
関東地方も一気に寒くなってきました
先日、循環器内科のドクターとお話しする機会があったのですがこれからの季節、循環器の先生達は忙しくなるそうです
なぜかと言うと寒くなると身体は体温を逃がさないように血管が収縮し血圧が高くなりがちです
そうすると心筋梗塞などの循環器疾患に罹患される方が増えてしまうのです
寒いとトイレが近くなるからと水分の摂取を控えてしまう方が多いですがこんな季節こそしっかりと水分補給してください
さて今回は
「筋トレがなぜ脳萎縮予防に効果があるのか?」
についてお伝えします
まずは簡単な理論から
どんな動作に於いても必ず脳が指令を出しています
ペンを持つ、字を書く、立ち上がる、歩き出す、等々
無意識な動作でも全ての動作は脳が管理しているのです
そしてその動作が実行されるとその任務完了の報告が脳に伝えられます
このやり取りが多いほど脳の血流量は増えます
しかし高齢者になり筋力が衰え動く事がかったるくなると自然と身体を動かす機会が減っていきます
それに比例して脳の血流量も減少し脳萎縮のリスクが高い状態が形成されていきます
なので早い段階から筋トレを行い筋肉量と筋力を維持する事が大切なのです
かなりザックリな解説ですがもっと詳しく知りたい方はこの本を読んでみてください
この本には更に衝撃的な内容が記されています
なかでも興味深いのは年齢に関係なく
「運動によって脳細胞は増やす事が出来る」
という事
これまで加齢の過程で脳細胞は減っていくものと考えられていたのが年齢に関係なく運動すると脳の記憶を司る「海馬」から脳細胞の元となる神経細胞が放出されます
そして運動後に考える作業を行うと放出された細胞がネットワークを形成し結果、脳の容積が増えるそうです
但しこの運動とは最大心拍数の70%くらいの負荷を掛ける必要があるようです
なので筋力が低下してしまった高齢者に脳細胞が増えるからといってもいきなり実行させるのは難しいでしょう
故に早い時期から筋トレ習慣を身につけておく事が大切なのです
またこの本には
・運動させた子供は成績が上がる
・運動すると35%も脳の神経成長因子が増える
・運動する事でストレスや鬱を抑えられる
・運動する人は癌にかかりにくい
・運動を週2回以上続ければ認知症になる確率が半分になる
などといった事も記されています
兎にも角にも身体を動かす事は脳を活性化すという事に直結するのです
是非、ご一読頂きたい書籍です
では今回はこの辺で
次回は筋トレと疾病予防の効果についてお伝えします