人生100年時代を元気に生きるために知っておくべき事 その8

人生100年時代を元気に生きるために知っておくべき事 その8

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寒くなると様々な痛みの症状を訴える方が増えます。

これは寒くなると体温を逃がさないために血管が収縮し血液の循環が滞ってしまい筋肉が硬くなってしまうからなのですがこの筋肉が硬くなってしまう原因が他にもあります。

それは寒くなると水分補給をあまりしなくなってしまうため軽い脱水状態に陥ってる方が増えるのです。

冬になると便秘の方が増えるのもそういった原因が隠れています。

この時期もしっかりと水分補給を心掛けてください。

 

さて今回はお尻の筋肉の緊張がなぜ腰痛の一次的原因になるのかという事についてお伝えします。

 

前回、二足歩行の動作を行う人間のお尻(股関節)では自重と地面からの反発力による二方向のエネルギーが交差し常に負荷が掛かっている。

故にお尻は重要な箇所だという内容をお伝えしました。

人間の身体には全身で600以上の筋肉が存在しそれら全ての筋肉は筋膜というもので繋がっています。

イメージとしてはスピードスケート選手のスーツを筋膜だと思ってください。

 

(この画像の使用は岡崎朋美さん本人から許可を頂いております)

 

お尻の筋肉(筋膜)が緊張した状態はそのスーツのお尻を引っ張った状態に近いのです。

 

筋膜はエラスチンファイバーとコラーゲンファイバーで組成され基本的に薄い組織です。

ただ骨盤上から背部に存在する胸腰筋膜があります。

この筋膜は他の筋膜に比べ組織が厚く例えるとこの筋膜の部分はウエットスーツで出来ているとイメージしてください。

強要筋膜の位置を示した図

この胸腰筋膜は沢山の筋膜と連結しておりこの筋膜が緊張すると全身に起こる様々な症状の原因となります。

一般的な腰痛にはこの胸腰筋膜の緊張が必ず存在します。(一般的ではない腰痛とは内科的疾患由来の腰痛を指します)

 

そしてこの胸腰筋膜の緊張の原因は臀筋群筋膜の緊張から伝播するのです。

 

よってしっかりと臀筋群(お尻の筋肉)を緩める事で多くの腰痛は症状が改善されます。

そして当協会が多くのセラピストと共有したいと考えているTFRメソッドは緊張した胸腰筋膜をダイレクトに緩める事が出来る施術法で治療効果は格段にあがります。

長い間、だましだまし過ごしてきてしまった方などは腰部深部にある筋肉の硬結などを発生させ厄介な腰痛になってしまう恐れがあるので出来るだけ早めの施術を受ける事をお勧めします。

ただ・・・・・

 

腰痛=腰周りの筋肉だけ

といった症状が現れている個所にしかアプローチしないセラピストは全く腰痛の発生機序を理解していないと言っても過言ではないのでそういった方の施術を受け続ける事はお勧めしません。

 

では今日はこの辺で

 

 

 

 

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